マンション設備工事、定期点検、調査等の従来の流れと本来の適切な流れ

マンション設備の保守点検や更新工事。管理会社の見積もりは高すぎる!

代表 村上智史 これまで弊社「マンション管理見直し本舗」によるコンサルティングの経験・実績からはっきり見えてきたのは、マンション共用部の設備の保守点検や経年劣化に伴う更新工事などの際にも、非常に高額な見積もりが管理組合に提示されているケースが多いという実態です。
マンション管理組合においては、理事会役員であっても建築・設備等に関する情報・知見が乏しいのが一般的ですから、見積金額はもちろんのこと、その前提となる仕様条件が妥当か判断もできず、事実上管理会社の言いなりで受け入れざるを得ない状況がありました。
そこで弊社では、そんな管理組合の皆様のお悩みの解消に役立つツールとして、マンション共用部の設備点検や更新工事に関する適正な仕様や価格を簡単に把握できるシステムを開発し、ご提供することにしました。

管理会社の見積りが割高な理由とは?

その背景には、マンション管理組合がその運営を管理会社に依存しがちなため、 管理組合に対する流通経路が管理会社に「支配独占」されているという実態があります。

その結果、各種業者は管理組合に直接アクセスできず、管理会社を経由せざるを得ません。その結果、健全な意味での競争原理がほとんど働かず、見積価格が割高になってしまうのです。

マンション設備見積もりのポイントは3つ!

1管理会社が関与しないルートで相見積もりを取得する!

管理会社が元請けになる場合だけでなく、相見積もりの取得を管理会社に任せてしまうと、その協力業者からの見積りだけになるため、実質的な効果が得られません。

2基本的な仕様条件を揃えたうえで相見積りを取得する

契約や製品に関する前提条件が異なる状況下で相見積りを取得しても正しい比較はできません。依頼する工事や点検の仕様内容を事前にしっかりと理解し、同じ条件に揃えたうえで相見積りを取得することが不可欠です。

3見積金額以外の条件も考慮して発注先を選定する

相見積もりの結果、どの業者を選択するかの判断は慎重に行う必要があります。比較検討の対象が、単に金額条件だけでなく、各種オプションメニュー、製品保証期間、契約解除のペナルティ、その他追加費用の有無など多岐にわたる場合もあるため、諸条件を整理したうえで検討することが大切です。